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用語集
越屋根
越屋根
屋根の上の小屋根
切妻(きりづま)屋根(三角屋根)はポピュラーな屋根形式ですが、なかには上に小さな屋根が付いているものがあります。これは越屋根(こしやね)と呼ばれるもので、日本では伝統的な屋根形式の一つです。
一般的によく見られるのは、切妻の大屋根の上に小さな切妻屋根が乗った建築様式です。越屋根は屋根の上に立ち上がりがあるので、採光窓などを付加することができます。天窓も同じような効果がありますが、劣化が早いと言われます。越屋根の場合は立ち上がりに窓や換気口を設置することができ、しかも風雨は小屋根で防げるので、穴を開けた部分も劣化しづらいと言えます。エアコンなしで採光と換気を実現できるため、古民家にもよく見られる屋根形式です。また、小さい屋根が増えることで、内部の空間に広がりを持たせる効果もあります。 さらに、小屋根は可愛らしい印象を与えますが、屋根が二重になっていると存在感が増し、風格と迫力も生まれます。伝統的な越屋根を備えた建物には有形文化財となっているものもあり、地域によっては財力の象徴と見なされることもあったようです。
越屋根のデメリット
小屋根を付けるには下の屋根がある程度大きくないといけないので、越屋根は大きな建物で用いられることが多い屋根形式です。しかしその構造は複雑で、つなぎ目なども多いことから、雨漏りリスクは高いと言えます。例えば越屋根の立ち上がりと大屋根が接する部分には板金が使われることがありますが、板金が劣化すると雨漏りの原因になります。また、構造が複雑な越屋根は施工やメンテナンスに費用がかかることもデメリットだと言えるでしょう。
越屋根の広がり
越屋根は、屋根が茅葺きから瓦に移り変わり始めた江戸時代から商家などでも多く採用されるようになったと言います。古民家では越屋根の下に囲炉裏(いろり)や竈(かまど)がよく設けられており、煙を排出する役割を果たしていました。
明治時代以降は西洋建築が入ってきましたが、越屋根は受け継がれました。製糸場や製鉄所などでは換気や排熱のために大規模な越屋根が設けられることもありました。
現代の越屋根
現代の建築でも越屋根は採光や換気、排熱などを目的に採用されることがあります。コストは高くなりますが、一般住宅であっても存在感のある屋根を手に入れることができる魅力があります。
越屋根を採用する建物で一番多く使われるのは瓦です。古民家の場合は茅葺きの場合もありますが、現在ではトタンやガルバリウム鋼板を使った越屋根も多く存在します。
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